自分を理解して“選定”“設計”“施工”をしてほしいと思う気持ちは、現代においても不変だからです。意思の疎通に重きをおくことは、当社が忘れてはならない命題と認識しています。
株式会社ニューテックは、回線事業者代理店の営業社員だった私が1999年5月に立ち上げた通信機器施工の会社です。お客様に喜ばれ、きれいに契約することにおいて、社内で一番と自負していました。しかし、私がどんなにお客様に尽くしても、施工会社が配慮のない行動をすれば、たとえ工事自体は完璧でも台無しです。自分のお客様には「お前に任せてよかった」と最後までご満足いただきたくて、「工事も自分でやろう」と思ったことが起業のきっかけでした。
代表取締役写真ところがいざ施工にチャレンジしたら、仕事のベクトルが営業とは全く逆方向です。 営業の仕事は、自分で考えて行動し、自分で打ち立てた目標に向けて全力を尽くすもの。 一方で施工は、設定通りに通信機器が動くまで作業を続けます。 8時間程度の終了予定が32時間になった現場を経験したこともあります。 営業職時代の数字への情熱とは違う責任のあり方を思い知りました。